【英語の理解】英文を日本語にすることのむつかしさ

簡単な英文ほど理解するのが難しい

という経験はありませんか。

 

以下の和文を比較してみましょう。
尚、括弧内は、原文が使われる状況の説明です。

原文 (会社案内の中に記載されている内容です)

Our company is an equal rights employer.

 

和文1

わが社は、等しい権利の雇用者です。

 

和文2

従業員は、性別、年齢、思想などのあらゆる差別を受けません。

 

英語

 

英文の意味は理解できるんだけど、
日本語で表現するとなると、
どんな和文にすればいいのだろう、
と悩まれたかもしれませんね。

ここでは、「原文に忠実に理解する」
「原文の意味に忠実に理解する」
という観点から、
この2つの違いについて、考えてみます。

 

 

さて、和文1と和文2の違いはお分かりでしょうか。

和文1は、「原文に忠実に」表現した文章です。
単語の意味は間違っていませんし、
日本語としての体裁も整っています。
しかし、「等しい権利の雇用者」とは何のことか、
初見では理解できないというか、
なじみのない言葉に疑問に感じる人がほとんど
ではないでしょうか。

和文2は、「原文の意味に忠実に」表現した文章です。
しかし、
「従業員、性別、年齢、思想などのあらゆる差別」
という原文にない単語を使っています。
でも、日本語としては自然ですよね。

会社案内に載せるとすれば、どちらの訳文がふさわしいでしょうか。
明らかに和文2のほうになりますね。

 

英語

 

補足説明

さて、今回の「差別」ですが、
アメリカでは古くは人種差別、男女差別、などが
ありました。
現在のアメリカでは、差別はないとされています。

もちろん差別は好ましくありませんが、
区別はある程度必要です。
例えば、大人と子供を区別する、
男性と女性を区別するなど、
状況に応じて対応する
ことが必要だと言えます。

また直接的な差別とは少し違いますが、
「ハラスメント」つまり「嫌がらせ」が
社会的な問題になっています。
例えば、セクシャル・ハラスメント、
つまり「性的いやがらせ」、また
パワー・ハラスメントなどです。

ハラスメントの根源は、個人対個人の
信頼関係欠如にあります。
つまり、極めて主観的な判断です。

例えば、ある男性の上司が女性の部下に
軽く肩を触れたとします。
その女性が男性上司を快く思っていなければ、
セクハラ、あるいはパワハラ、で
訴えることもできます。

また別の男性上司が、同じ女性部下に
同じように軽く肩を触れても、その女性は
セクハラ、あるいはパワハラだと
訴えることをしない場合があります。

つまり、あなたが相手に不快感を
持たれていなければ、なんとも思われないし、
不快感というか嫌悪感を持たれていると、
些細なことが引き金になって、
ハラスメントという客観的事実を
突きつけられる可能性がある、ということです。

尚、例として男性上司と女性部下、としていますが、
女性上司と男性部下、または男性上司と男性部下、
女性上司と女性部下、であっても同様です。

いずれにせよ、個人対個人の信頼関係構築が
重要だということです。

英語
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